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どんと来い!横文字だらけのビジネス用語たち

ウェブデザインの視野を広げようとマーケティングやディレクションに関する本を読んでるんですが、とにかく英語やカタカナのビジネス用語が多くて苦労しています。新しい用語が出てくる度に調べてはいるんですが、日常的に使うわけではないので時間が経つと確実に忘れそうです。

なので今回はマーケティングやディレクション分野で出てきたビジネス用語をここにメモしておき、後で繰り返し見直せるようにしたいと考えています。さぁ、ビジネス用語たちよ、どんと来い!

これらの本を読んで自分のビジネス用語の無知さを知る

「ア行」のビジネス用語

アサイン(assign)

Aさんをこのプロジェクトのデザイナーとしてアサインする。

  • 仕事や役割を割り当てる、任命する。
  • 日時を指定する。

アジェンダ(agenda)

アジェンダは前日のうちに関係者にメールする

  • 日時や場所、確認事項などを記した予定表。
  • 検討課題や行動計画をまとめたもの。
  • 現在進行中の活動を優先順位で並べたリスト。

アジャイル(agile)

アジャイル開発とウォーターフォール開発は違う。

  • 「すばやい」「俊敏な」という意味。
  • 良いものを素早く無駄なく作ろうとするものの総称。
  • 「アジャイル開発」とは短い開発期間単位を採用しリスクを最小化する開発手法。

インサイト(Insight)

消費者たちのインサイトを発見し購買意欲へつなげる。

  • 「洞察」や「直感」、「発見」など。
  • 消費者や顧客を理解することで得られる本音やツボ、欲求スイッチなど。

エスタブリッシュメント(establishment)

スタートアップ企業だけでなく、エスタブリッシュメント企業からも引っ張りだこ。

  • 社会的な権威を持っている階層や権力や支配力をもつ階級・組織。
  • 社会改革を図ろうとする者から攻撃される既成の社会秩序の総体(国家、政府機関、特権階級など)

エビデンス(evidence)

エビデンスを残すためにメールでやり取りをする。

  • 根拠、証拠、証明、痕跡、裏付けなど。
  • システム開発では、最終検証段階でシステムが発注どおりの動作を示す証拠となる書類やデータなどを指す。

エンドユーザー(end user)

エンドユーザーの声を活かすことが売上げアップの秘訣

  • 顧客とは異なる概念で製品を最終的に利用する人。
  • 商品やサービスが不良品だったときに直接被害になる人。

オフショア(offshore)

近年、ベトナムなどでオフショア開発が盛んに行われている。

  • 直訳だと海岸線の外側。
  • コスト削減のために自社の業務を、人件費の安価な海外企業や海外子会社に委託・移管すること。

おもてなし

  • 相手に期待やトキメキ、ワクワク感を抱かせ、かつその期待に満足させること。
  • 相手から要望を聞いて動くのではなく、自身の見解を加えた積極的な提案や行動。

「カ行」のビジネス用語

カスタマージャーニー(Customer Journey)

カスタマージャーニーで顧客行動を可視化する。

  • 顧客が製品やサービスを認知し、様々な接点を経て関心を持ち購入に至るまでのプロセス。
  • 顧客の行動や心理を時系列的に可視化したものを「カスタマージャーニーマップ」「ユーザエクスペリエンスマップ」と呼ぶ。

キャッチアップ(catch up)

デジタルマーケティング業界では日々、新しい知識や技術をキャッチアップする必要がある。

  • 一定の水準に追い上げる、追い付くこと。

キュレーション(curation)

広告の情報よりもSNSで信頼できる人からキュレーションされた情報を信じる。

  • 収集した情報を独自の価値観でまとめ、新しい価値を持たせること。
  • 収集・整理した情報を他者(読者)に共有する行為者をキュレーターと呼ぶ。
  • キュレーターの語源は、博物館や図書館などの管理者や館長を意味する「Curator」から。

競合調査

直接の競合企業だけを監視することが競合調査ではない。

  • 競合調査には5フォース分析というフレームワークが利用できる。「競争企業間の敵対関係」「新規参入業者の脅威」「代替品の脅威」「供給企業の交渉力」「買い手の交渉力」。
  • 調査範囲が膨大なためコストとインパクトを考慮し、優先順位を決めて調査する必要がある。
  • 3C分析の一つが「競合分析」。

グロースハック(Growth Hack)

グロースハックは優れたサービスの成長を加速させるための手段であり、万能薬ではない。

  • 製品やサービスを利用するユーザー動向のデータを解析し、製品・サービス自体の改善を迅速に繰り返して、マーケティングの課題を解決する手法。
  • 成長を妨げている要因を分析し、短期間で複数の”改善策”を施すことで、より多くのユーザーを獲得したり、収益を向上させたりして、企業に対して最終的な成長(Growth)を目指す。
  • グロースハッカーという職種が元となって生まれた言葉。

KGI(Key Goal Indicator)

ウェブサイトに関わらず、マーケティングに関してもKGIは必ず定めておきたい。

  • 重要目標達成指標
  • 最終的なゴールとなる目標(売上、成約数など) を定量的に示すもの
  • KPIと混同していないか慎重に設定する必要がある。

KPI(Key Performance Indicator)

KGI達成にはKPIがカギとなる。

  • 重要業績評価指標
  • 目的を達成できたかどうかを中間的に計測する指標
  • 目標の進捗状態を確認するためにも必要
  • 指標なので軌道修正や上方修正することがある。

コミットメント(commitment)

人は小さなコミットメントをすると、次のコミットメントをしやすくなる。

  • 責任を持って約束、誓うこと。
  • 責任を持ってかかわり合う、関係すること。

コンテクスト(Context)

顧客の支持を得るにはコンテンツのデザインから、ストーリーやライフスタイルと言ったコンテクストのデザインへの移行が重要である。

  • コンテキストとも言う。
  • 文脈、脈絡、前後関係、背景など
  • 消費者の背景や心情を理解し、それに適した商品を提供するコンテクスト・マーケティングというものがある。

「サ行」のビジネス用語

シーズ(Seeds)

Googleは新しい価値を作ることでビジネスを拡大するシーズ志向の強い企業。

  • まだ世の中に出ていないビジネスの「種」。
  • シーズ志向の新製品で消費者が気づいていないニーズを掘り起こす。
  • ニーズ志向は既存製品を競合よりも低価格化や高機能化に改善していくこと。

シナジー効果(synergy effect)

シナジー効果を最適にするためにはグループ企業の連携が必要。

  • 相乗効果。2つ以上のものが作用し合うことで効果が高まること。
  • 企業同士が業務提携・合併・買収することで売上増やコスト削減などプラス作用が生まれること。
  • マイナス効果の場合はアナジー(Anergy)

人件費

デザイン制作費用の見積もりにはスタッフの人件費が大きく関わる。

(下記の人件費はウェブ制作時の一例)

  • 原価:給与の1.5〜2倍程度。
  • 単価:原価+利益(目安は30%程度)
  • 1人日(1営業日):8時間を基準。
  • 1人月(20営業日):160時間を基準。
  • 給与30万のスタッフをコミットした場合、160時間以内に約80万円の売上が無ければ赤字。

ステークホルダー(stakeholder)

公正なコミュニケーションを通じて、すべてのステークホルダーとの健全な関係の維持・発展に努める

  • 企業の経営活動に関わる利害関係者のこと。
  • Stake(利害関係)をHolder(持つもの)
  • 株主や債権者だけでなく、取引先、仕入先、顧客、従業員、金融機関、行政機関、地域住民も含まれる。

セグメント(segment)

顧客をセグメントに分けて戦略を練る。

  • 分割されたものの一部分や断片。もしくは切り口など。
  • マーケティング分野では購入者の年齢・性別・職業などによって行われる区分。
  • データを区分することでより本質に近い分析結果が出せる。

ソリューション(solution)

新しい学校教育を構築するために様々なソリューションに注目が集まる。

  • 問題や課題をIT技術やビジネスモデルで解決すること。
  • 語源は動詞の solve で「解決する」「解答を出す」など。

「ハ行」のビジネス用語

バジェット(Budget)

システムの機能追加はバジェット次第で変わる。

  • 予算(案)、または経費のこと
  • 形容詞としてのバジェットは低予算、低価格、お買い得など。→ バジェット型ホテル

ファシリテーション(facilitation)

良いファシリテーションは場の空気を作り、個々の役割を引き出すことだ。

  • 会議やプロジェクトなどで集団による活動が円滑に行われるように支援すること。
  • 意見や意欲を引き出す。モチベーションを高める。発想を促進するなど。
  • 目的達成、時間、人の3要素を最適化する必要があり、リーダーシップやコミュニケーション能力が求められる。
  • その役割を担う人をファシリテーターと呼ぶ。

フィックス(fix)

今回のデザインはB案でフィックスです。

  • ビジネス用語では「確定」「決定」のほか「修正」「調整」と言った意味もあり文脈から読み取る必要あり。
  • 最終決定した事項なので変更がきかない。

ブランディング(branding)

長期的な利益を得るためにはブランディングを正しく行うことが重要です。

  • 相手に企業や製品のイメージや共感を持ってもらう努力をすること。
  • 共通のイメージをユーザーに持た識別性を高める。
  • 心理的に企業価値を高めること。
  • 顧客ロイヤルティを高め競争に巻き込まれにくくすること。

ペルソナ(persona)

ブランディングをペルソナのライフスタイルからを考えてみる。

  • 古典劇において役者が用いた「仮面」のこと。
  • 心理学者のユングが「人間の外的側面」の概念をペルソナと呼んだ。
  • マーケティングにおいてはターゲット顧客を社内の人間が共通認識でき理解を深めれるようにプロフィールを詳細に設定したもの。
  • 割の典型的なユーザ像を理解することで8割のニーズをカバーできるという「パレートの法則」を利用し、個人の詳細ニーズからマジョリティのニーズを掴むことを目指せる。

「マ行」のビジネス用語

モノ・コト

消費者の関心が「モノ」だけでなく「コト」も重要視する時代に。

  • モノは目に見える物質の価値
  • コトは目に見えない事象の価値(体験、思い出、知識、人間関係など)
  • 労働環境の厳しさ(成果主義、長時間拘束、人間関係の希薄化)からコトに飢えているため?

ビジネス用語をまとめてみて・・・

ビジネス用語に横文字が多いのはマーケティング手法が海外からやって来ていることや、英語の方が日本語に比べて意味合いが限定的でなく幅広く持たせるからなんでしょうね。

そう考えると最初はイラっとしたビジネス用語ですが、後半は新しい言葉が出る度に「なるほど〜」と思えるように。まだまだ知らない言葉が沢山あるので少しずつでも用語を増やし、今後のデザインに活かせるようにしたいですね。